いつの間にか、日本でも毎年当たり前のように見かけるようになったクリスマスマーケット。
アラカン世代の私にとっては国内で楽しめる最近のイベントという印象なのですが、その歴史は驚くほど古いものなのです。
今回は、意外と知らないクリスマスマーケットの歴史や魅力について探ってみます
クリスマスマーケットとは？
「クリスマスマーケット」は、ヨーロッパを発祥とする伝統的な冬のイベントで、クリスマスの時期に開催される屋外マーケットのこと。
木製の屋台が立ち並び、温かいグリューワイン（ホットワイン）やドイツのソーセージ、クリスマスの装飾品、手作り工芸品などが販売されています。
このイベントは、ヨーロッパのクリスマスの風物詩として知られていて、冬の寒さの中でも人々が心温まるひとときを楽しむことができるのです。
近年、日本の都市にもいクリスマスマーケットが広まり、ヨーロッパの雰囲気を体験できる場として人気を集めています。
クリスマスマーケットの歴史
クリスマスマーケットの起源は15世紀頃のドイツやオーストリアにさかのぼります。
中世ヨーロッパでは、冬の厳しい寒さを乗り越えるために、地域の人々が集まる場としてマーケットが開催されていました。
初期のクリスマスマーケットでは、主に日常生活に必要な食品や防寒具などが売られていましたが、次第にクリスマスに関連する装飾品や贈り物、季節の料理が販売されるようになっていったのです。
最も古いとされるマーケットは、ドイツ・ドレスデンで1434年に始まった「シュトリーツェルマーケット」。
ウィーンやニュルンベルクなどの都市でも伝統的なマーケットが開催され、現在も多くの観光客が集まっています。
日本では2000年代に入り、ヨーロッパのクリスマスマーケットを再現したイベントが都市部で開かれるようになりました。
六本木ヒルズもその先駆けの一つで、東京の冬を彩る名物スポットとなっています。
クリスマスマーケットの特徴
クリスマスマーケットは、地域によって違いはあるものの、いくつかの共通する特徴があります。
❶ 木製の屋台
木で作られた数々の可愛らしい屋台がマーケット全体を暖かい雰囲気にしています。 それぞれ、手作りの品やクリスマス装飾を販売していて、見て回るだけでも楽しい時間が過ごせます。
❷ 伝統的な食べ物と飲み物
マーケットの主役といえばグリューワイン（ホットワイン）！ 赤ワインにスパイスを加えたこの飲み物は、寒い体をぽかぽかにしてくれます。 さらに、ドイツソーセージ、焼きたてのシュトーレン、ジンジャーブレッドといった絶品グルメも勢ぞろい！
❸ 手作りの装飾品やギフト
屋台にはガラス細工のオーナメントや木彫りの人形、キャンドルなど、心のこもった手作りアイテムが並びます。 トゥリーを飾るオーナメントや特別なギフトを探すのにもぴったりです！
❹ 音楽やライトアップ
クリスマスマーケットは、会場全体がクリスマスツリーやイルミネーションで彩られ、クリスマスキャロルが流れる幻想的な雰囲気が広がっています。
クリスマスマーケットの魅力
クリスマスマーケットでは、ただ買い物や食事を楽しむだけでなく、非日常的な時間を過ごせることが最大の魅力！ ヨーロッパの冬の景色を再現したマーケットは、日本にいながら異国情緒を体験できる特別な場所なのです。
❶ 家族や友人との楽しい時間
マーケットは、家族や友人と一緒に楽しむのにぴったりの場所です！ 温かい飲み物を片手におしゃべりをしながら、ショッピングを楽しんだり、一緒に写真を撮ったり・・・。 きっと心に残る思い出になることでしょう。
❷ 四季を感じる風物詩
クリスマスマーケットは、寒さの中で楽しむイベントとして冬の風物詩になっています。 澄んだ空気とキラキラ輝くイルミネーションが、一年の終わりを特別なものにしてくれます。
❸ 贈り物探しの楽しみ
大量生産の品ではなく、心のこもった手作りのアイテムが多いのもクリスマスマーケットの特徴。 特別な人へのギフトを探すのにもぴったりです！
❹ 心温まるひととき
寒い冬の夜に、灯りに照らされた屋台で温かい飲み物や食事を楽しむことは、まさに心温まるひととき！ ヨーロッパの伝統に触れながら、日常を忘れてリフレッシュできます。
クリスマスマーケットは、日本の冬に新たな彩りを添える素敵なイベントです。
寒い夜に温かいグリューワインを飲みながら、キラキラと輝くライトアップの中を歩けば、きっと心も体もぽかぽかに！
皆様も機会があれば、ぜひお近くのクリスマスマーケットでこの雰囲気を楽しんでみて下さいね
