毎年11月になるとやってくるようになった「ブラックフライデー」。
街中やオンラインショップでも広告が目につくことが増え、すっかり浸透してきました。
でも、「ブラックフライデー」っていったい何なのでしょう?
ちゃんとわかっている人、意外と少なくありませんか?
今回は、その起源や意味、どのように日本で受け入れられているのか、改めてちょっと勉強してみましょう!
ブラックフライデーとは?
ブラックフライデーの起源
ブラックフライデーの発祥地はアメリカです。
この日は、アメリカの感謝祭(Thanksgiving)の翌日にあたる金曜日で、多くの人々が休暇を取り、ホリデーシーズンに向けた買い物を始める日とされています。
「ブラックフライデー」という名前が付いた理由には諸説ありますが、一般的には2つの説が有名です。
❶ 商業的な意味
小売業者の収支が赤字(赤インク)から黒字(黒インク)に転じる時期、つまり多くの利益を生む日という意味がある。
❷ 歴史的な背景
1960年代のフィラデルフィアで、感謝祭翌日を楽しむ人々が街に溢れ、道路や店舗が大混雑に。その状況から警察官たちがこの金曜日を「ブラック(最悪の)フライデー」と呼び始めた。
ブラックフライデーの特徴
ブラックフライデーは、年末商戦の始まりを告げる日であり、多くの小売店やオンラインショップが大幅な値引きセールを行います。
アメリカでは、家電や衣料品、ギフト商品が格安で手に入る絶好のチャンス!
ショッピングモールやオンラインショップが過熱しすぎて、買い物客の争奪戦やウェブサイトのサーバーダウンなどが毎年話題になります。
日本のブラックフライデー
日本では、大手小売チェーンのイオンが2016年にブラックフライデーセールを開催し、全国に広まっていきました。
それ以降、さまざまな企業やECサイトもこのイベントに参加し、11月末がショッピングの繁忙期になっていったのです。
日本のブラックフライデーの特徴
● 期間の延長
アメリカでは1日限りのイベントですが、日本では数日から1週間にわたりセールを行われることが多い!
● 商品カテゴリの幅広さ
家電やファッションだけでなく、日用品や食品、旅行商品までもセール対象に!
● オンライン化の進行
新型コロナウイルス感染症の影響もあったことから、楽天市場やAmazonなどのオンラインストアでのセールも盛んに!
ブラックフライデーをお得に楽しむためのポイント
ブラックフライデーは魅力的なセールが多い反面、無計画に買い物をすると浪費につながることも!!
そこで、ブラックフライデーを最大限に活用するにはどうしたらよいのか、ポイントをご紹介します。
事前に欲しいものをリストアップする!
衝動買いを防ぎ、必要なものだけを購入するためにリストを作りましょう。
価格を事前にチェックする!
ブラックフライデーセール中の「値引き」が本当にお得なのか、セール前の価格と比較して確認しましょう。
オンラインと実店舗を比較する!
オンラインストアの割引率が高い場合もありますが、店舗限定のセール商品があることも! 両方をチェックするのがおすすめです。
人気商品は早めに購入する!
セール開始直後は人気商品がすぐに売り切れることが多いので、早めの行動が肝心です。
ブラックフライデーは単なる「セールの日」ではなく、年末のホリデーシーズンを迎える盛大なイベントとして、多くの国で愛されています。
日本でも年々盛り上がりを見せるブラックフライデー!
欲しいものをお得に手に入れられるこの機会、賢く計画的に楽しみましょう