日常の会話の中で、「〇〇さんに似てますね？」というフレーズを耳にすることはよくあります。
多くの場合、相手を褒める意図で使われ、有名人の名前が挙がることがほとんどです。
言われた側も「そんなことないですよ！」と否定しつつも、内心はちょっぴり嬉しいもの。
私だって喜んじゃいます♪
でも最近、この「〇〇に似てる」という発言を「失礼」「うざい」と感じる人も少なくないという話を耳にしました。
どうやら、必ずしもポジティブに受け取られるとは限らないようなのです。
では、どんな場合に「似てる」という言葉が失礼になり得るのでしょうか？
「似てる」と言われて喜ぶ人・喜ばない人
「〇〇に似ている」と言われたときのリアクションは、人によって大きく異なります。主なパターンについて考えてみましょう。
喜ぶ人のパターン
- ■ 美男美女の有名人を挙げられた場合
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たとえば、「北川景子に似てる！」「真剣佑に似てる！」なんて言われたら、きっと多くの人が喜ぶでしょう。「そんなわけない」と思ったとしても、褒められたと感じるはずです。
- ■ 憧れの人に似ていると言われた場合
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その人自身が憧れている有名人だとしたら、きっと喜び倍増です！ 「私も昔から〇〇さんのファンなんです！」という流れで言われたりすると、さらに好意的に受け取れることでしょう。
喜ばない・不快に感じるパターン
- ■ ネタにされがちな芸人や個性的な顔立ちの有名人
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たとえば、強いキャラの有名人に似ていると言われた場合などは、あまり嬉しくないと思われることもあります。「〇〇に似てる！」と何度も言われ、挙句の果てにニックネームのようにされてしまうケースも。
- ■ 自分のコンプレックスを刺激する場合
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顔が大きいことを気にしている人に「〇〇（顔が大きい芸能人）に似てる！」と言うと、褒め言葉どころか嫌味に聞こえてしまいます。 笑って受け入れられない人もいるのです。
- ■ 比較されているように感じる場合
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「〇〇に似てるね」と言われても、「つまり私はその人の劣化版？」と感じてしまうネガティブな人もいます。 微妙な言い方をされると「嬉しい」どころか「余計なお世話」と思われてしまうかもしれません。
- ■ 言われた本人が調子に乗ってしまうケース
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実力以上の美人に似ていると言われ、それを真に受けてしまうと周囲との温度差が生じることもあります。 以前、私の周りにも「井川遥に似てるって言われちゃった！」と自分から言いふらすママ友がいて、「全然似てないのにね」と陰で言われていた…なんて話も。 褒めるつもりで言った言葉が、逆にその人の評価を下げる結果になることもあるのです。
「似てる」と言う側の心理
では、なぜ人は「〇〇に似てる」と言いたくなるのでしょうか？
❶ 単純に思ったことを口にしたい
目の前の人を見たときに、「あれ？この人〇〇に似てる！」と感じたら、つい言いたくなるものです。
❷ 会話のきっかけ作り
初対面の人と話す際に、「〇〇さんに似てますね」と言うことで会話を弾ませようとする場合も。
❸ 相手を褒めたい
美男美女の有名人の名前を挙げることで、相手を喜ばせたいという意図もあります。 誉め言葉のつもりなのです。
言われる側の心理
一方で、言われる側の心理もさまざまです。
- 「素敵な人に似ている」と言われれば素直にうれしい！
- 個性的な人を例に出されると「複雑な気分」になる…。
- 比較されたように感じて微妙な気分になる…。
人それぞれ感じ方が違うので、相手がどう受け取るかを考えることが大切ですね！
「似てる」と言うときの注意点
どのような点に注意すれば、「〇〇に似てる」が失礼にならないのでしょうか？
● ポジティブな印象の有名人を挙げる
誰もが「言われたらうれしくなる可能性の高い人」を選ぶことがポイント！
● 言葉の選び方に気をつける
「〇〇さんに似てますね！」とストレートに言うのではなく、「〇〇さんっぽい雰囲気がありますね！」といったソフトな表現にすると、きっと相手も受け入れやすくなります。
● 無理に言わない
「誰かに似てるんだけど……」と考え込んでしまう場合は、無理に言わない方が無難。 言われた側も、微妙な気持ちになります。
● 相手のリアクションを見極める
もし言った後に相手の表情が曇ったら、それ以上は触れない方がいいでしょう。 話題をそらすしかないです。
伝える前に考えること
「〇〇に似てる」は、褒め言葉として使われることが多いものの、シチュエーションによっては失礼になりかねません。
相手を不快にさせないためには、慎重に言葉を選び、相手の反応を見ながら話すのが大切ですね。
空気をよむことも大事
「似てる」と言いたくなったときは、ちょっと間をおいて、その一言が本当に相手を喜ばせるのかを考えてみるといいかもしれませんね
