
友達の結婚報告に「おめでとう!」と笑顔で言ったけれど、なんだかスッキリしない…
知人の昇進話に「すごーい!」と声をかけたけど、胸のあたりがモヤモヤ…
そんな経験をしたことがある方はきっと少なくないはず。
でも、それは決して心が狭いからではなくて、ちゃんとした理由があるのです!
今回は、人の幸せを喜べない心理について考えてみましょう
人の幸せを喜べない理由
1. 自分の状況と相手の幸せがリンクする
人が他人の幸せを喜べない心理には、自分の現状が大きく影響することがあります。

for example
- まだ結婚していない人が友人の結婚報告に複雑な気持ちを抱く
- 子供が欲しいのに授かっていない人にとって、出産報告が辛く感じる
- 孫がいない人が、友人の孫自慢に気持ちが沈む etc.
このように、自分が望んでいるのに得られていないものを他人が持っていると、その幸せがまぶしく映り、素直に祝福できなくなることもあるのです。
でも、それはごく自然な気持ち!
欲しくても手に入らないものを持っている人を見ると、なぜかちょっと悲しくなるものです。

自分が欲しいと思ってる高価なバッグを持っている人を見た時だって、なんかイヤな気持ちになりますよね!
そんなときは、「自分は今、うまくいっていない時だから、こんなふうに感じるのかも」と自分の気持ちを理解してみるだけで、きっと心が落ち着きますよ!
2. 心に余裕がないとき
どんな人でも、心に余裕がないときは人の幸せを受け入れにくくなるものです!


for example
- 仕事や家庭のトラブルに直面している
- 人間関係の悩みを抱えている
- 心身の不調で気力が湧かない etc.
こんな時に、他人のキラキラな話を聞いたら「今そんな話されても…」と、心が反発するのも無理はありません。
自分の置かれた状況によっては、祝福する余裕がなくても仕方がないのです。
3. 過去のトラウマや劣等感
過去の経験やコンプレックスが影響して、人の幸せを喜べないケースもあります。


for example
- 失恋した直後に友人の結婚報告を聞いた
- 仕事で失敗したばかりのときに同期の昇進話を聞いた etc.
このようなタイミングでは、自分の傷も癒えていないため、他人の幸せがより痛みを伴って感じられるのです。
なんだか自分だけがうまくいっていないような気分になって、落ち込んでしまいますよね。
4. いつ自分がその立場になるかわからない!
「人の幸せを喜べない人は心が狭い」と思われたりしますが、そうとは限りません。むしろ、その人が抱える事情や心の状態を理解し、配慮することが大切です。


そして、自分にうれしい出来事があったときも、次のような気遣いが求められます。
for example
- 結婚報告をする際には、未婚の人に配慮する
- 出産報告は、相手の事情を察し、タイミングを考える
- 孫の話は、孫がいない人の気持ちを思いやる etc.
人は誰でも、いつどんな状況に置かれるかわかりません。
今日の自分が幸せでも、明日には辛いことが待っているのかもしれないのです。
だからこそ、お互いの心に寄り添い、思いやりの気持ちを持つことが大切
そして、自分が幸せな話を伝えたいときには、相手に対する配慮を忘れないようにしましょう。
5. 「おめでとう」を伝えられない自分を責める必要はありません
もし今、人の幸せを喜べない自分に気づいても、自身を責める必要はありません。むしろ、それは心の疲れや悩みのサインかもしれません!


そんな時は…
- 自分の気持ちを認める!
- 信頼できる人に話を聞いてもらう!
- 自分を責めず、心を休ませる時間を作る! etc.
まずは自分の気持ちに寄り添ってみましょう。
自分の心をいたわることは、きっと他人の幸せを自然と喜べる心の余裕へとつながります!
人の幸せを喜べるようになるために…
人の幸せを喜べない時期は、誰にでもあるもの。
心が疲れているときや、自分が苦しい状況にいるときには、むしろ当たり前の反応なのです。
大切なのは、「今の自分の気持ちに正直になること」。
今は笑顔で祝福できなくても、まず自分を大切にすることで、いずれ心からの「おめでとう!」が言える日がくるはずです。
幸せな人は、他人にも優しくなれます。
そんな余裕が持てるようになるまで、自分自身が心穏やかに過ごせることを第一に考えてみましょう