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電車の中の飲食、どこまで許される?

久しぶりに電車に乗ったとき、不思議な光景を目にしました。

東急東横線の座席に並んで座るカップルが、ふつうにカツ丼を食べていたのです。

その匂いは車内に広がっていて、周囲の人も気にかけている様子。

電車の中での飲食が完全にタブーとは聞いたことがないものの、これまで何十年と東横線を利用してきて、それははじめて目にするものでした。

新幹線や長距離の特急列車なら、駅弁を広げて食べるのも一般的ですが、通勤・通学で利用する都市部の電車でこれはどうなのかしら?と違和感を感じてしまったのですが・・・

そういえば、「電車の中で食事をしてはいけない」という明確なルールを聞いたことがないのも事実。

そこで、今回は意外と知らない電車内での飲食のマナーについて探ってみることにしましょう!

目次

1. 電車内での飲食に関するルールはある?

結論から言うと、日本の鉄道会社の多くは「電車内での飲食を禁止しているわけではない」が、「周囲の迷惑にならないように」といったマナーを推奨しています。

たとえば、JR東日本の公式サイトには、飲食に関する明確な禁止事項はなく、「他のお客様のご迷惑にならないようご協力ください」と記載されています。

とはいえ、実際には電車の種類によって飲食に対する許容度は異なります。

新幹線・特急列車

長時間の移動が前提のため、駅弁や軽食を取るのは一般的。

ローカル線・観光列車

一部の観光列車では、飲食を楽しむための特別な座席が設けられていることも。

都市部の電車・地下鉄

短時間の移動が基本のため、基本的に飲食する人は少なく、匂いの強い食べ物は迷惑になることが多い。

なんとなく、わかりますよね。

2. どこまでなら許される?

「電車内での飲食」と一口に言っても、その範囲は広いものです。一般的には、以下のような基準で判断されることが多いと考えられます。

許容されやすいもの

ペットボトルや水筒の飲み物

ほとんどの人が気にしない。乾燥しやすい冬場などはむしろ必要!

飴・ガム・タブレット菓子

匂いも音もほぼ発生しないため、マナー違反とされることは少ない。

口にすぐ入る一口サイズのチョコやナッツ

こぼしたり音を立てなければ、ほとんどの場合は問題にならない。

迷惑に感じる人がいるもの

おにぎり・パン

比較的手軽に食べられるが、食べかすがこぼれたり、匂いが気になることも。

お弁当(コンビニ弁当・駅弁)

お箸を使う必要があり、匂いが強いものも多いため、周囲に配慮が必要!

スナック菓子(ポテトチップスなど)

バリバリという音が気になる人も。手が汚れることもあり、つり革や座席を触られるのが気になる。

ほぼNGとされるもの!

カップラーメン・ファストフード

強い匂いと湯気が発生し、周囲の人に不快感を与える可能性大!

揚げ物・お惣菜

油の匂いや手の汚れが問題に!

❌ アルコール類

においの問題に加え、酔っぱらって騒ぐ人がいると迷惑行為に!

納得です!

3. 他国と比較するとどうなのでしょう?

海外の電車事情を見ても、飲食のマナーは国や地域によって大きく異なるようです。

アメリカ(ニューヨークの地下鉄)

飲食は禁止されていないが、食べ物の持ち込みを嫌がる人も多い。

フランス(パリのメトロ)

飲食は禁止されているが、朝のコーヒーを片手に持っている人は多い。

シンガポール

電車内の飲食は厳しく禁止されていて、違反すると罰金の対象に!

こうした例を見ると、日本の都市部の電車は比較的「暗黙のルール」に頼っている部分が大きいと言えます。

電車内での飲食マナーを考える

電車の中での飲食に明確なルールはなく、基本的には「周囲の迷惑にならない範囲であればOK」とされることが多いようです。

ただし、通勤・通学で混雑する車内では、強い匂いのする食べ物や音が気になる食品は避けるのがマナーでしょう。

また、電車内の飲食について議論になることが少ないのは、ほとんどの人が「暗黙の了解」捉えているからかもしれません。

私自身、学生時代には飴やチョコをこっそり口にすることはありましたが、今回のカツ丼カップルを目撃したことで、「電車内での飲食マナー」について改めて考えさせられました。

今後もマナーの基準は時代とともに変化するかもしれませんが、基本は「周囲への配慮」です!

もし電車で何かを口にする際は、「自分がされて嫌なことをしない」を意識すると、快適な車内環境を保てるのではないでしょうか。

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