皆様の周りにも「知ったかぶりする人」っていませんか?
私の身近にも「どう考えても知らないはずなのに、知っているかのように装う人」がいて、いつもみんなをイライラさせているのですが、本人に悪気はないような・・・。
今回は、そんな知ったかぶりする人の心理や特徴、そして上手な対処法について考えてみましょう!
知ったかぶりをする人の心理とは?
知ったかぶりの裏には、さまざまな心理的な要因が隠れているようです。 その心理を理解してみると、少し大目に見てあげられるかもしれません。
❶ 仲間外れにされるのが怖い!
年齢や趣味が異なるグループの中で、「私も一緒に話したい!」という純粋な気持ちから、「知ってるフリ」をしてしまうパターン。 知らない話題に参加することで、疎外感を解消しようとしているのかもしれません。きっと、みんなと仲良くしたいだけなんですね。
❷ 「知らない」ことを認めるのが恥ずかしい!
とにかく「知らないって言ったら恥ずかしい・・・」というプライドが働いている場合も。 「無知だと思われたくない」という自己防衛の心理からなのかもしれませんが、逆にちょっとお気の毒な感じですね。
❸ 若者についていきたい!若く見られたい!
年齢を重ねても「若い感覚を持っている」と思われたい人もいます。流行の物の話をしたりや若者言葉を無理に使って、そんな自分を誇らしく思っているのかもしれませんが、それがもうすでに時代遅れだったり・・・ちょっと 残念な印象です。
・・・。
知ったかぶりする人の特徴
心理を理解したところで、次は知ったかぶりする人に共通する特徴を探ってみましょう。
❶ 言葉に具体性がない!
知ったかぶりの人は、あいまいな言葉でごまかしたりします。たとえば、音楽の話をしているときに「その曲、知ってる!なんか前に聞いたことある!」などと言ってくるけれど、詳しく聞くと全然わかってない・・・なんてことも。
❷ 会話のテンポがずれる!
本当にわかっている人との会話に比べると、知ったかぶりの人はリアクションが不自然だったり、話題についていけなかったりします。 内容を勘違いしていたり、微妙に古い言葉を使ってしまうとか。
❸ 必要以上に話題に食いつく!
知らない話題でも無理やり会話に参加しようとすると、その反応に違和感を覚えることがあります。 たまたま自分の知っている妙なポイントにだけ、テンションが上がることも。 そんな時、周りの人が引いているのも気づいていません。
❹ 矛盾することを言う!
いつも知らないまま話を合わせていると、過去の発言と矛盾してしまうことも。 そして、そこを突っ込むと、急に黙ったり、話題を変えようとします。 もう、それは知ったかぶりと断定!!
「知ったかぶり」かっこ悪いな・・・。
知ったかぶりにイライラしない対処法
相手に悪気がないことを理解しても、やっぱりイライラしてしまうことはありますよね。そんなときの対処法も考えてみましょう!
❶ 「それはこういうことなんですよ」と教えてあげる!
知ったかぶりの発言に「そうなんですね!」と相槌を入れつつ、「これ、じつはこういう背景があるんですよ」とちゃんと詳しく解説してあげましょう。 相手は「知らなかった!」と学びを得ることができ、あなたもストレスが軽減されるかもしれません。
本当か?!
❷ 「知らなくてもだいじょうぶ」という雰囲気を作る!
「知らないということはちっとも恥ずかしくない」と感じてもらうのも効果的! 遠回しに「知らないって素直に言える人の方がいいね!」などと伝えると、相手も素直になりやすくなるでしょう。 無理に知ったかぶりをする必要はないことをちゃんと教えてあげましょう。
なかなか言いにくいけど・・・
❸ 敢えて会話を広げる質問をして黙らせる!
「そうなんですね~!じゃあ、こういうの知ってますか?」と敢えて詳しく訊くことで、相手が本当に知っているのかどうかを確かめ、さらに話題を掘り下げていきます。 相手が知ったかぶりを続けられない状況を作ってしまえば、さすがに黙ってくれるはず!
・・・さすがに少しかわいそうかも?
❹ スルーしてしまう!
知ったかぶりがあまりにもひどい時には、スルーしてしまうのもアリです! 「へぇ~そうなんだ!」と適当に受け流すことで、自分のストレスも軽減されます。
やっぱり、最終手段はスルーか!!!
知ったかぶりさんを受け入れる?
知ったかぶりをする人には、その人なりの理由があります。
仲間意識を持ちたい、若い人たちと距離を縮めたい、プライドを保ちたい・・・など、隠された気持ちを理解すると少しは許せるような気もしませんか?
でも、どうしてもイライラしてしまうときは、程よい距離を置くことも大切です。
また、気楽に受け流したり笑いに変えたりして、自分も楽しむ方向にシフトするのもいいかもしれません。
世の中いろんな人がいますが、これからも決して無理をせず、軽やかな対応で、自身の心地よいコミュニケーションを大事にしていきましょう