
先日、二子玉川でショッピングをしていたときのこと。
おしゃれな人が行き交う街の中で、紫髪の高齢女性をたびたび見かけました。
「紫色の髪」と聞くと、少し奇抜な印象を持つ人も多いかもしれません。
でも、彼女たちは違いました。
どの方も姿勢がよく、おしゃれで落ち着いた服装の中に漂う「個性」と「上品さ」が感じられます。
そこには、若い世代がまねできない余裕と品格がありました。
それにしても…なぜ、年配の女性たちは紫髪を選ぶのでしょう?
今回は、おばあちゃんの紫髪の謎に迫ってみましょう!
2024年12月13日に投稿した記事に追記し、2025年10月24日に公開させていただきました。
紫髪が選ばれる理由とは?

白髪染めの進化?
まず第一に、紫髪の始まりは“偶然”だったとも言われています。
紫系のカラーには白髪の黄色味を抑え、髪全体が明るく綺麗に見える効果があるのです。
もともとは、より美しくなる目的で白髪染めをして、偶然、ほんのり紫がかった仕上がりになってしまうケースがあったのだそう。
それを「おしゃれだ」という人が現れ、次第に進化して「意図的な紫髪」になったのでは?とのことです。
紫の高貴なイメージ
紫色といえば、高貴な色として知られています。
平安時代の貴族や高僧の衣装、藤の花の優雅さなど、日本の文化には紫が高貴さや美しさを象徴する色として根付いています。
紫髪がひろまった理由には、そうした文化的な背景も影響しているのかもしれません。
昭和から続く「紫髪のおばあちゃん文化」

紫髪のおばあちゃんたちは昭和の時代から存在しています。
コントやドラマでも、紫髪にネックレス型の色付き眼鏡をしてマルチーズを抱えたキャラクターっていましたよね!
その姿は少し誇張されているものの、これらは「昭和のおしゃれおばあちゃん」の象徴だったのです!
昭和後期には白髪染めが普及し、美意識の高いおばあちゃんたちが積極的にカラーリングを楽しむようになりました。
バラエティ番組で描かれる紫髪のおばあちゃんキャラがトレンドを後押しした可能性もあります。
紫髪が放つメッセージ

年齢を重ねると、多くの人が「もう年だから」と控えめになります。
でも紫髪の女性たちは、そんな常識を軽やかに飛び越えていきます。
彼女たちの髪には、「年齢を理由に、おしゃれはやめない!」メッセージが込められているように感じます。
それは若さへの執着ではなく、「今の自分を美しく生きたい」という誇り。
紫という色には、成熟した女性ならではの品と色気が宿っています。
ただし、同じ紫髪でも “上品に見える人” と “派手に見える人” がいるのは事実。
その違いは、髪色そのものではなく、立ち居振る舞いやファッション、内面の落ち着きにあるのかもしれません。
二子玉川で見た “上品な紫”

二子玉川という街は、都会的で洗練された人々が集う場所。
カジュアルでもきちんと感のあるファッションが多く、「清潔感」や「上品さ」が自然と漂うエリアです。
そんな中で見かけた紫髪の女性たちは、派手でも奇抜でもなく、むしろファッションの一部として紫を楽しんでいました。
グレージュのアウターに淡いラベンダーの髪。
上質なストールにふんわり結ばれた髪先。
まるで紫が彼女たちの“オーラ”を引き立てているようでした。
同じ紫でも、街の雰囲気や服装次第で印象は大きく変わります。
紫髪が “下品” に見えるか “上品” に見えるかは、その人のセンスにすべてがかかっているのです。
紫髪が教えてくれる「自由と遊び心」

年齢を重ねると、人は他人の評価から解放され、「好きなように生きたい」「自分を楽しみたい」という気持ちが強くなります。
若い頃にはなかなか手に入らなかった自由。
紫髪は、その自由を象徴しているようにも思えます。
年齢を重ねることは失うことではなく、自由を得ることともいえます。
まとめ:「紫髪のおばあちゃん」は、未来のあなたかもしれない!

紫髪のおばあちゃんを見て感じるのは、年齢を重ねても自分らしい美を追求する素晴らしさです!
そこには、自分らしく生きる勇気 と 人生を楽しむ知恵 が詰まっています。
私自身が紫髪に挑戦する未来は想像しにくいのですが、気品漂う紫髪の女性たちを見ると、「年齢を重ねることも悪くない」と少し前向きな気持ちになれます。
皆様も、紫髪のおばあちゃんを見かけたら、ぜひその美学と遊び心を感じてみてください。
そして、自分自身の歳の重ね方について考えるきっかけにしてみるのもいいかもしれません

