
最近、なぜか「何をやってもうまくいかない」と落ち込んでいる人をよく見かけます。
仕事でも人間関係でも、頑張っているのに成果が出ない、自分だけ空回りしているような気がする…そんな時期って、誰にでもあるものです。
私自身も、物事が思うように進まない時期を何度か経験したのですが、年齢を重ねるうちに「ここを乗り越えたら、きっとすごくいいことが待ってる!」と考える余裕が持てるようになりました。
私の場合は本当にそうだったからです!
今回は、つらい時期を過ごしていらっしゃる方が少しでも前向きな気持ちになれますように、何をやってもダメな気がする時の対処法について考えてみましょう。
なぜ「うまくいかない時期」があるのでしょう?

うまくいかない時期というのは、まるで試練のように感じるかもしれません。
でも、それは単なる「停滞」ではなく、「次に進むための準備期間」であることが多いのです。
自然の中でも、冬に植物が葉を落とすのは、次の春に向けたエネルギーの蓄え。
人間も同じように、うまくいかないと感じる時は、心や体が何かを見直したり、立ち止まったりする必要があるサインなのかもしれません。
以前、世界的な映画監督でもあるタレントさんにお会いした時、「大成功するときの前って、必ずすごい辛い時期がくるの。だから、辛いことが起きるとワクワクするようになっちゃった。”もっと辛いこと来い!”って思うくらい。」とおっしゃっていたこともずっと覚えています。
心がモヤモヤする時に試してほしい5つの整理術
うまくいかない時期は下手にあがいたりするより、こんな方法を試してみるのもおすすめです。

❶ 頭の中を書き出して“見える化”する
うまくいかない時は、頭の中がごちゃごちゃして、自分でも何が不安で、何が問題か分からなくなっていることが多いものです。そんな時は、ノートやメモアプリに「今思っていること」「困っていること」「どうしたいか」を書き出してみましょう。書くことで、気持ちが客観的に見えてきて、冷静に整理しやすくなります。
❷ 自分を責めすぎない
「がんばっているのに成果が出ない」と感じると、「自分の努力が足りないのかも…」と自分を責めてしまいたくなることも。でも、結果が出ない原因が自分のせいとは限りません。タイミングが合っていないだけかもしれないし、外的要因が大きいこともあります。まずは「今の自分、よくやってる!」と認めてあげることからはじめましょう。
❸ 小さな成功体験を積み重ねる
うまくいかない時ほど、成功のハードルを低く設定しましょう!「今日は朝きちんと起きられた」「ちゃんとごはん作った」「散歩に出かけた」…といったことだけで十分な成果です。ちょっとした成功体験を積み重ねることで、自然と自信が戻ってきます。気持ちが前向きになれば、不思議と流れも変わってくるものです。
❹ 他人と比べるのをやめる
SNSや周囲の人を見て「なんで私だけ…」と思ってしまう時もありますよね。でも、人にはそれぞれの基準やタイミングがあります。見えているのは「結果」だけで、その人がどれだけ努力したか、どれだけ苦しんだかはわかりません。比べるなら、過去の自分と比べてみましょう。きっと、成長している部分が見えてくるはずです。
❻「この経験もきっと意味がある」と信じてみる
私がいつも心の中で唱えるのは、「この経験も、きっと意味がある!」という言葉。うまくいかない経験も、後になって「だからあの時、あんなことがあったのね」と腑に落ちる瞬間がくるものです。実際に、過去の「最悪だ」と思った出来事が、今では自分の糧になっていること、たくさんありますから!

まずは、負のスパイラルから抜け出すことです!
心を整えるために、日常に取り入れたい習慣
落ち込んだ心を整えるには、ちょっとした生活の工夫が意外と効きます。忙しくても無理なくできる習慣をまとめてみました。


❶「朝一番に太陽を浴びる」習慣をつける
朝起きたらカーテンを開けて、太陽の光を浴びる。それだけで体内時計が整い、セロトニン(幸せホルモン)が分泌され、心がシャキッと前向きになります。天気が悪い日でも窓のそばで光を感じるだけでも効果あり!
❷「ありがとう」を意識して言ってみる
小さな「ありがとう」を見つける習慣は、脳を“感謝モード”に切り替え、ネガティブな思考を中和してくれます。何気ないことにも感謝して、周りの人にお礼を伝えてみましょう!「ありがとう」がみつかるのは、自分が恵まれている証拠です。
❸「好きな音楽」で気分を上げる
気分が落ちているときは、脳内で幸せを感じるドーパミンやセロトニンの分泌が減少しています。そんなときにこそ、自分の “テンションが上がる音楽” や “心が癒されるメロディ” を流してみましょう。音楽は「心に直接アプローチする即効性のあるセラピー」です。お気に入りのプレイリストを作っておくのもいいですね!
❹「自分を褒める」時間をもつ
「今日も一日よく頑張った!」「朝もちゃんと起きた!えらい!」と、どんな小さなことでもいいので、自分に声をかけてあげる。これは意外と心の安定に効きます。人から褒められなくても、自分が自分を認めてあげれば十分なのです。
❺「言葉にする習慣」をもつ
気持ちをため込まないために、「言葉にする」習慣を大切にしましょう。信頼できる友達と話すだけでもスッキリしますが、話せる人がいない時は、スマホのメモに書いてもいいし、ひとりごとでもOK!自分の思っていることを声に出すだけで、脳が整理されてラクになります。



どれも小さな習慣ですが、きっと「大丈夫」と思える力がついてくるはずです
うまくいかない時こそ、自分を整えるチャンス!


うまくいかない時のつらさ、とてもよくわかります。
でも、それを乗り越えた先には、必ず成長した自分がるはず!
そして、あなたを待っている「もっと素晴らしいステージ」がきっとあります!
だから、今はちょっとだけゆっくり休んで、心を整理して、自分をいたわってください。
昔、ドラマ『ロング・バケーション』で「うまくいかない時は、神様がくれたお休み」だと言っていましたが、ホントにそんな感じだと思います。
時には歩いても、止まっても、道を間違えてもいいんです。
大切なのは、自分のペースで前に進むこと!
「うまくいかない時期」は、高~くジャンプするためのしゃがみ込み状態なのかもしれませんよ