
皆様も、男女問わず「この人、ちょっと自信過剰かも…」なんて感じた経験ありませんか?
最初は明るく前向きな人だと思っていたのに、話していくうちに、なんだかちょっとモヤモヤする…。
そんな経験、私にも何度かあります。
でも、不思議なことに、自信過剰な人って、しばらくすると周囲から距離を置かれはじめることが多いのです。
当の本人は「自分は人気者」と思っているのに、気づけば周囲はどんどん離れていってしまう。
なぜ自信過剰な人は嫌われてしまうのでしょうか?
よく考えると、同じように自信満々なタイプでも、自信過剰とは言われず、周囲から愛されるている人はいます。
「自信のある人はカッコイイ」と褒められたりもして…。
この違いは一体どこにあるのでしょう?
今回は、自信過剰な人の「心理的特徴」や、「好かれる自信家との違い」を探ってみることにします。
自信過剰な人の特徴とは?
まずは「自信過剰」とはどういう状態か、整理してみましょう。

❶ 自分の能力を実際以上に高く評価する!
客観的に見れば大したことがないのに、「自分は他の人より優れている」と思い込んでいるタイプ。 自己評価が高すぎて、他人の助言や忠告に耳を貸さない傾向があります。
❷ 承認欲求が強い!
「すごい!」「さすが!」といった言葉を求めて、過剰に自分の話をします。 SNSなどにも自己アピールが多く、「いいね」の数にも執着しやすいです。
❸ 他人を見下す・比べたがる!
自分を持ち上げるために、無意識に他人を下げる発言をすることがあります。 たとえば、「○○さんって真面目だけど、ちょっと地味だよね」「私はああいうやり方、効率悪くてムリ」など。
❹ 失敗を認められない!
間違いを指摘されると逆ギレしたり、言い訳が多かったりします。 プライドが高いため、自分の非を認めることがとても苦手なのです。
なぜ自信過剰な人は嫌われるのか?
最初は「明るくてエネルギッシュな人」と思われていたのに、徐々に敬遠されてしまう。 その理由には、以下のような心理的背景があります。

❶ 共感性の欠如
自信過剰な人は、自分中心の思考になりやすく、他人の気持ちに鈍感な面があります。 そのため、相手が不快に感じる言動をしても気づかないことが多いのです。
❷ 対等な関係を築けない
「自分が一番でいたい」という思いが強すぎると、周囲とのバランスが崩れます。 誰かが褒められたり評価されたりすると、機嫌が悪くなったり、無理に張り合おうとしたりすることも。
❸ 自己愛的な態度が透けて見える
本当の意味での「自信」ではなく、「自分を大きく見せたい」という自己防衛としての自信過剰は、周囲に見抜かれやすいもの。 表面的には堂々としていても、内面の不安定さが垣間見えると、人は無意識のうちに警戒心を抱くのです。
好かれる「健全な自信家」とは何が違うのか?
一方では、同じように自己肯定感が高くても、自信に満ちている姿が魅力的で、「この人は感じがいいな」と思える人もいますよね! この違いを生み出すのは、自分だけでなく他人もちゃんと認められるかどうかという点です。

- ● 好かれる人は他人を褒めるのが上手
-
本当に自信がある人は、自分と他人を比較して落とすことをしません。 むしろ「すごいね!」「それ素敵だね」と素直に褒められる。 人を認める余裕があるからこそ、周囲からも信頼され、人気者になれるのです。
- ● 自分を過大評価しない
-
健全な自信家は、「自分の得意なこと・苦手なこと」を冷静に把握しています。 過信せず、必要なら他人に助けを求められる柔軟性も持っているのが特徴です。
自信過剰な人への対処法は?
では、嫌な気分になるほどの自信過剰な人に出会ったとき、どう接するのが良いのでしょうか?

- ■ 距離を保つ!
-
無理に付き合おうとせず、物理的にも心理的にも少し距離を置くのがベストです! 対等な関係を築けない人は、疲れるだけです。
- ■ 褒めない!
-
「すごいでしょ?」という雰囲気を出してくる人は、あえてスルーしてしまうのもひとつの方法。無理にヨイショする必要なんてありません!
- ■ 自分のペースを大事にする!
-
そういった人に振り回されず、「私は私」と気持ちを切り替えることが大切です!
まとめ | 自信のあり方が人間関係を左右する

本来、人生を前向きに生きるためにも、「自信」は私たちにとって大切な要素です。
でも、それが「過剰」になると、周囲とのバランスは一気に崩れてしまいます。
本当に魅力的な人とは、「自信」と「謙虚さ」を両立できる人です。
自分だけではなく、他人の良さも素直に認め、応援できる人こそが、長く愛される存在なのではないでしょうか。
もしかしたら、皆様の周りにいる「ちょっと苦手な自信過剰さん」も、もしかしたら内面に不安や寂しさを抱えているのかもしれません。
無理に仲良くする必要はありませんが、私たちはそれも理解しつつ、健やかな自信を育てていきたいものですね