
じつは私、アラカン世代になってから、顔はわかるのに名前が出てこないことが増えた気がしているのですが・・・。
向こうは知っているのが当たり前の様子で話しかけてくるのに、こちらは頭の中が真っ白・・・なんて経験、皆様にもありませんか?
予想外の場面で突然出会った時などに起こりがちなこの現象。
今回は、この「名前が出てこない現象」の謎と、気まずい思いをしないための対策について考えてみましょう!
人の名前が出てこない原因とは?

名前が思い出せなくなるのは、記憶力が低下しているわけではなく、「検索機能の遅れ」とも言えます。
要するに、脳の中に情報はちゃんと残っているのに、引き出すのに時間がかかってしまう状態です。
とくに多いのは、以下のような場面!
■ 思いがけない場所で遭遇する!
たとえば、いつも利用しているスーパーで昔の知人にばったり会った時など、脳が「この場面にこの人?」と混乱して、適切な情報を引き出せなくなります。
■ 当然すぎて逆に忘れる!
親戚や長年の友人など、いつも深く考えずに呼んでいる相手の名前ほど、いざ口に出そうとすると出てこないことがあります。
■ 複数の情報がごちゃ混ぜになる!
「この人、○○さんだったかしら?それとも〇〇さん?」と、似たような名前の人が頭の中で混ざってしまう。 イメージがかぶっている人も混乱しやすいものです。
■ 加齢による脳の検索スピードの低下!
やはり、ただ検索に時間がかかるようになっただけということも。 記憶力自体は衰えていなくても、年齢とともに自然に起こるので、仕方がないことではあります。
急に人の名前が出てこなくなったときの対処法

その場をうまく乗り切る方法
ここで、名前が出てこない時の気まずい沈黙を避ける方法をいくつかご提案させていただきます!
❶「お久しぶりですね!」作戦
「○○さん」と名前を呼ばずに、「お久しぶりです!」や「お元気そうですね!」と話し始めると自然に会話が進みます。
❷ 話題を振ってヒントを探る
「最近どうされていますか?」や「どちらにお住まいでしたっけ?」など、相手に話をさせることでヒントが得られることがあります。
❸ 一緒にいる人に助けてもらう
自分が知り合いと一緒にいる場合、「こちら、○○さんです」とその人を紹介することで、相手の名前を引き出せることも。
❹「ごめんなさい!ど忘れしました!」と正直に言ってしまう
無理に誤魔化すよりも、「最近、名前がすぐに出てこなくて・・・」と素直に言うと、相手も「私もありますから!」と共感してくれることも多いです。

時には、さわやかに開き直ることも大切!
名前を思い出しやすくするトレーニング
普段からできる「名前忘れ防止トレーニング」も試してみましょう!
■ 名前を聞いたら、3回口に出す
名前を聞いた時に「○○さんですね。○○さんはどちらにお住まいですか?」と、短時間で繰り返し呼んでみると記憶に残りやすくなります。
■ 関連情報とセットで覚える
「鈴木さん(テニス仲間)」「田中さん(子供の同級生のお母様)」というように、何かと結びつけて覚えると忘れにくくなります。
■ 日記やメモを活用する
会った人の名前や特徴をスマホのアドレス帳やメモに残すと、後から復習できます。
■ 写真付きのSNSを活用する
LINEなどSNSの友達一覧を定期的に見返すことで、名前と顔を一致させやすくなります。
それでも思い出せない場合は?
有名人なら検索すれば名前がわかりますが、一般の知人の名前を調べるのは難しいですよね。
そんな時は・・・!
■ 共通の知人にさりげなく聞く!
どこで出会ったか見当をつけて、知っていそうな人に「この間、保護者会でご一緒したママにお会いしたんだけど、苗字が思い出せなくて~」と、特徴を伝えて自然に聞き出す。
■ SNSをチェック!
友達の投稿の中に、その人の名前が出ている可能性も!
■ 後で本人に聞く!(勇気があれば・・・!)
「失礼なことをお聞きしてしまいますが、お名前もう一度教えていただけませんか?」と素直に聞くのも手。・・・とはいえ、最終手段かもしれません!!!


「名前が出てこない問題」は、焦らず対策を・・・
名前が出てこなくなるのは、アラカン世代の“あるある”です。
そして、日頃から意識して、名前を思い出す習慣をつけてみると、少しずつ改善することもできます。
落ち込むのではなく、「これは脳の検索機能が一時的に遅れているだけ!」と前向きに捉えて、焦らず楽しく対策をしていきましょう