最近、友人たちと「若い頃は楽しかった!」といった話で盛り上がることが増えてきました。
アラカン世代ともなると、人生を振り返る機会も増え、過去のキラキラした日々が懐かしく感じられるもの。
今回は、私の周りからも聞こえてくる「若い頃にもどりたい」という心理について探ってみましょう!
「若い頃に戻れたら」というタラレバ
私自身も、若い頃には楽しい思い出がたくさんあります。
女友達とはしゃいだり、男子にチヤホヤされたり、世の中に甘やかされたことも多く、毎日が生き生きとしていました。
けれども、どんな時代にも「光」と「影」があります。
若さゆえの未熟さから、いろいろな失敗をしたことも事実です。
私の場合は離婚といった苦い経験もありますし、過去のすべてがキラキラしていたとはいえません。
でも、「もしあの時こうしていれば」「あの頃に戻れたら」とタラレバを考えたところで、過去に戻ることはできないのです。
たとえ、魔法のように戻れたとしても、それが必ずしも今より良い未来になるという保証もありません。
「今の知識を持ったまま、若い頃に戻れるならいいかもね!」という自分なりの結論を出した私も、「考えたとて戻れませんから!!!」と我に返るのでした・・・。
タラレバ苦手・・・
「若い頃に戻りたい」心理
なぜ「若い頃に戻りたい」と思うの?
若い頃に戻りたいという気持ちは、多くの人が感じる自然な感情です。ここでその理由を考えてみましょう。
- 1.無限の可能性があった
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若い頃は、時間も体力もたっぷりあって、「これから何でもできる!」「どんな未来でも選べる!」という感覚でした。失敗してもやり直せるという安心感もあり、いくらでも挑戦できるという気持ちがあったはずです。
- 2.輝くような美しさがあった
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「容姿や美貌を取り戻したい」という気持ちもあるでしょう。若さゆえの肌のハリや輝き、何もしなくても注目されるような魅力は、時間が経つにつれて少しずつ薄れていきます。その美しさが人生の大切な一部だった人にとって、若い頃の容姿はいつまでも忘れられないものなのです。
- 3.自分たちが特別に感じられた
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若い頃には、周りからの期待や注目もあり、自己肯定感が高まる場面が多かった気がします。若いことだけで、周りから許してもらえたり、大事にしてもらえたりするので、悪びれず世の中をなめていたかもしれません。
- 4.記憶の中で美化される過去
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過去の記憶というのは、不思議なもので、苦い経験や辛い出来事は忘れがちです。そして楽しかった部分だけが残ることで、若い頃をより輝かしく感じてしまうのです。実際は嫌なこともたくさんあったはずなのに、思い出していないだけなのかもしれないですね。
若い頃に戻っても、うまくいく保証はない!
仮に魔法が使えて若い頃に戻れたとしても、今の私たちが当時よりも幸せになれるかどうかはわかりません!
あの頃の未熟な自分に、いくらチャンスが与えられたとしても、きっと同じような失敗を繰り返してしまう気がします。
私の場合、結婚に関しても当時の自分なりに「これが正解!」と思って選んだ結果が、離婚という形で終わりました。
その経験があったからこそ学べたこともたくさんありますが、もし戻れたとしても、また同じような決断をしてしまったかもしれません。
違う選択をしたとしても、その分、新しい悩みや葛藤が生まれるのかもしれないですし。
人生に“完全な答え”はないのだと、今なら少し冷静に思えます。
振り返るより、今を楽しむ!
たしかに、「若い頃に戻れる魔法があればいいな」と思うことはあります。
でも、現実には戻ることなんてできませんから!
だとしたら、これまでの経験を活かして「今」をもっと楽しくする方法を考えたが建設的かもしれません。
- 1.新しい挑戦をしてみる!
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若い頃は、毎日が新鮮で楽しかったはず。 そのワクワク感を取り戻すために、新しい趣味や習い事に挑戦してみるのもおすすめです。 絵を描く、ダンスを始める、あるいは旅に出るなど、何かひとつでも始めてみると、日々が少しずつ変わっていくはずです。
- 2.自分磨きに時間を使う!
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昔のような自信を取り戻したいなら、自分を磨くことに時間を使ってみてはいかがでしょう? 美容や健康に気を使うのはもちろん、知識やスキルを磨いて内面から輝かせることも大切です。 本を読んで知識を深めたり、心が穏やかになる習慣を取り入れたりするのもいいですね。
- 3.過去の経験を活かす!
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若い頃に戻らなくても、これまでの経験を活かして、より良い選択をすることはできます! 「もし若い頃にこの知識があったら…」と思うことを、今の人生に取り入れてみましょう! たとえば、人間関係の築き方や自分に合ったライフスタイルなど、今だからこそ見えてくる選択肢があるはずです。 過去に縛られるより、未来にワクワクする方がずっと楽しいですよね。
人生の本番は いつでも「今」!
若い頃に戻りたいと思うことは、誰にでもある感情です。
でも、過去に戻ることはできませんし、戻れたとしても新たな問題や失敗が待っているかもしれません。
だとしたら、「今の自分だからこそできること」を見つける方が、ずっと前向きで充実した人生を送れるはずです。
若さも確かに魅力的ですが、今の私たちには知識も経験もあります。
そして、それこそが「過去の自分にはなかった武器」なのです。
だからこそ、若い頃の思い出を大切にしながらも、今を思い切り楽しんでいきましょう!
これからの人生の中で、今が一番若いのです