皆様、こんにちは! 今回は、私が生まれ育った町 田園調布 をお散歩しましょう。近頃ではすっかり高級住宅地として紹介されるようになってしまいましたが、私にとっては家族の歴史が詰まっているだけでなく、古代の遺産である古墳群が当たり前のように存在していたり、庭でいろいろな野鳥や昆虫を見ることもできる、ちょっとおもしろい町なのです。
田園調布 は東京都大田区に位置する住宅街です。この町は1922年に渋沢栄一さんの都市計画によって開発されました。「理想的な田園都市」として知られ、豊かな自然と整った街並みが今も残っています。
ランドマーク
田園調布駅・公舎
田園調布駅といえば、そのクラシカルな駅舎が有名です。1923年、駅の開業とともに建てられた初代公舎は、赤い屋根と白い壁が美しい洋風の建物で、2Fは食堂だったそう。
初代公舎は老朽化し、1990年に取り壊されたのですが、2000年に以前のクラシカルな雰囲気を引き継いで復元され、田園調布のランドマークとして存在し続けています。
銀杏並木
駅から放射線状に広がるイチョウ並木も田園調布の四季を感じさせてくれます。緑の季節もいいけれど、紅葉の季節がまたとても美しい!
おいしいお店
田園調布はお店が多い方ではありませんが、居心地のよいお店やこの町ならではのおいしいお店がいくつかあります。今回は私のお気に入りのお店をご紹介させていただきますね。
メッツゲライササキ
『 いいもの探検! 』でパテをご紹介させていただいたのですが、こちらでは店頭販売だけでなく、ワインとのペアリングにぴったりのソーセージやチーズなどを味わうこともできるのです。
御鮓所 醍醐(だいご)
こちらの鮪寿司はおいしくて有名なのですが、菊花寿司やちらし寿司なども女性に人気! わが家は出前でよく利用しています。
レピドール
1973年創業のケーキ屋さんで、 2Fは喫茶室になっています。田園調布らしさが感じられるお店なので、一度は立ち寄っていただきたいところ。日持ちするスペインのお祝い菓子 ポルボローネス をお土産にどうぞ。
ペリカンカフェ
駅前で気軽にお茶やランチを楽しめるといえばペリカンカフェ! テイクアウトもおすすめです。
ピネード
『ケーキの旅 !』で シャンティーちゃん というケーキをご紹介させていただいたのですが、ふだんは にゃんチーというネコのチーズケーキですとか、ネコのスイーツのほうが多くならんでいる気がします。ほかにも 旬のフルーツをつかったケーキなどがとってもおいしいですよ!
KUKULI
真面目でやさしい店主さんが、こだわりの食材で心をこめて作っている田園調布にしかないパン屋さん。売り切れてしまうのがこわくて、本当は人に教えたくないくらいなのですが、クルミ入りのパンがとてもおいしい!!
Deco’s Dog Cafe 田園茶房
ワンちゃん好きも多い田園調布。ワンちゃんと入れるドッグカフェ田園茶房のとなりには、ちょっとの間でも預かってもらえるホテルやサロンもあります。
公園
田園調布には、緑豊かな公園が点在しており、地元の人々にとっては、自然と触れ合い、リラックスする場所となっています。あちこちに見られる大小様々な公園は、田園調布の穏やかな環境を象徴しており、散歩やちょっとしたピクニック、家族との時間を過ごすのにも最適な場所です。
宝来公園
田園調布の住宅街にある小さな公園で、地元の子どもたちが遊び場として親しんでいます。緑豊かな環境で、散策やリラックスにぴったり。私も幼い頃、ここでたくさん遊びました。
多摩川台公園
多摩川沿いの高台に広がる大きな公園で、古墳群が点在する歴史的な場所。展望台からは多摩川を一望でき、春には桜が美しく咲き誇るお花見スポットになり、初夏にはあじさい祭りも行われます。自然と歴史を同時に楽しめる田園調布の誇れる公園です。
多摩川台古墳群:田園調布の歴史を深く感じられる場所。古墳群を巡りながら、古代から続くこの地の歴史を体感できます。
多摩川台公園古墳展示室:横穴式石室を再現し、出土品のレプリカや模型などを展示しています。
最後に
私にとって田園調布は、家族の歴史が詰まった特別な場所です。曾祖父が、渋沢栄一さんの都市計画に共感し、田園調布に家を構えて以来、私たち家族は代々この地に住んでいます。私自身もここで生まれ育ち、今も田園調布で生活しているのですが、この町には、私たち住人の歴史だけではなく、古墳をはじめとする歴史的な遺産があることもおもしろく思っております!
今回の”アラカン散歩”で、この町の魅力を少しでも感じていただけたなら嬉しいです。皆様も機会がありましたら、ぜひ訪れてみてください!