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アメリカの感謝祭・サンクスギビングの過ごし方

今回はご存じない方のために、アメリカの感謝祭「サンクスギビング(Thanksgiving)」をご紹介します。

この日は日本のお正月のように家族が集まり、みんなでおいしい料理を囲んで過ごす、アメリカの大切な祝日なのです!

目次

サンクスギビングってどんな日?

サンクスギビングは、毎年11月の第4木曜日に祝われる、アメリカの国民的な祝日です。

その起源は1620年代までさかのぼります。

ニューイングランド地方(現在のマサチューセッツ州)に移住してきたピルグリムたちが、先住民に助けられながら初めての収穫を祝い、神に感謝したことに由来します。

歴史的な背景はあるものの、現代では宗教色は薄れ、「家族や友人と感謝の気持ちを共有する日」というイメージが強くなりました。

日本のお正月のように、ふだん離れている家族が遠くから集まるのが一般的で、家族団らんの時間を何より大切にします。

この日はほとんどの企業や学校がお休みで、多くの人が一日中家族と一緒に過ごすのです。

一般的な家庭のサンクスギビングの過ごし方

朝はパレード観賞からスタート!

サンクスギビングの日の朝は、多くの家庭で「メイシーズ・サンクスギビング・デー・パレード(Macy’s Thanksgiving Day Parade)」を見るのが定番です。

このパレードはニューヨークで行われ、大きなバルーン、華やかなフロート(山車)、ダンスパフォーマンスが楽しめます。

巨大なキャラクターの風船たちが空を漂う様子は、いかにもアメリカらしく華やか!

パレードはテレビ中継されるので、家でくつろぎながらのんびりと見るのがアメリカの一般家庭の定番。

お正月にこたつで「箱根駅伝」を見る感覚に少し似ているかもしれませんね!

午後は料理の準備と豪華なごちそう

サンクスギビングの中心はなんといっても「ごちそう」です

代表的なメニュー

ローストターキー(七面鳥の丸焼き)
メインディッシュはもちろんターキー! 大きなオーブンでじっくり焼いたターキーは、お正月のおせち料理のような特別感があります。 ターキーには、パンやハーブを詰めた「スタッフィング」が添えられることが多いです。

マッシュポテトとグレービーソース
クリーミーなマッシュポテトに、ターキーの肉汁を使ったグレービーソースをたっぷりかけていただきます。

クランベリーソース
甘酸っぱいクランベリーのソースが、ターキーの味を引き立てます。

パンプキンパイ
デザートにはパンプキンパイやピーカンパイが定番です! アメリカ人好みの濃厚な味がクセに

料理は家族総出で準備することが多く、ターキーをオーブンに入れるタイミングやパイの焼き具合にみんなで気を配りながら作業するのが、何とも楽しい時間なのです!

フットボール観戦で盛り上がる!

サンクスギビングといえば、フットボールも欠かせません!

お昼過ぎから夜にかけて、プロや大学のフットボール試合がテレビで放送されます。

おじいちゃま、パパ、兄弟たちがソファに集まり、大声で応援する姿は、様々な家庭でよく見られる光景です。

これはお正月に親戚一同でお雑煮を食べながら『箱根駅伝』を応援するようなもの!

おしゃべりと感謝の時間

夕方から夜にかけては、みんなでテーブルを囲んでディナーをいただきます!

食事の前に、一人ずつ「感謝していること」を話す習慣がある家庭も。

以前、私が参加したサンクスギビングでも、「今年は〇〇があってよかった」「家族が健康で幸せだ」という感謝の言葉が聞かれました。

この時間はとても心温まる瞬間でした

ブラックフライデーの準備(!)

サンクスギビングが終わると、翌日の「ブラックフライデー」に向けてショッピングモードに突入する人も少なくありません!

最近では、オンラインセールも加わり、日本の「初売り」のような賑わいを見せます。

サンクスギビングの魅力

私が感じたサンクスギビングの魅力は、家族や友人と一緒に過ごす何気ない時間の尊さです。

お正月のように豪華なごちそうを楽しみつつ、感謝の気持ちを分かち合う文化は、どこか日本人の心にも響くものがあります。

アメリカではサンクスギビングを心から大切にしている人が多く、食事の準備や団らんの時間を通じて、家族や友人との絆をこの日に再確認するのです。

ほかの行事に比べると、日本にはなかなか伝わりにくいところもありますが、皆様も、もし機会があればサンクスギビングを体験してみてください!

ターキーやパンプキンパイなどのお料理を、日本で再現してみるのもきっと楽しいですよ

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