学生時代、「もっと背が高かったらいいのに!」と思ったことが何度もありました。
友人の中にはスラッとした長身の子がいて、まるでモデルのような彼女をとてもうらやましく思っていたのものです。
でもある日、彼女から意外な言葉を聞き、私の考え方は大きく変わりました。
コンプレックスは自分の武器に
友人からの忘れられない言葉
ある日、長身の友人が少し怒ったように言いました。
「小さかったらヒールを履けばいいし、痩せている人は厚着してみたり、ちょっと頑張れば体重を増やすこともできるよね? 太っている人だって痩せることはできる! だけど、背が高すぎるのはどうにもならないの!」
この言葉にハッとさせられました。
私がうらやましく思っていた友人にとって、高身長はコンプレックスだったのです。
その日から、私は「小柄のいいところって何だろう?」と考えはじめました。
小さいことへの不満を言っても何も変わらないし、小さいことを活かして生きていくしかないと気づいたからです。
小柄でよかったと思えること
実際、小柄なことには困る点も少なくありません。
服のサイズが合わなかったり、高いところに手が届かなかったり、いろいろな物のサイズが合わないことで不便さを感じることばかりです。
でも、それ以上に「小柄だからこそ」得しているな、と感じることもたくさんあります。
今は、アラカンの小さいオバサンになってしまいましたが、若い頃はたしかに周りに可愛がってもらえることが多く、親しみやすさがあったのではないかと思います。
小さいと頼りなくみえるせいか、人に甘えても「しょうがないな~」と許してもらえたり、できないことがあっても助けてもらえたり、守ってもらえたり・・・今思うといろいろズルイですけど(!)、得することがたくさんありました。
若い頃は幼く見られても、今はちょっと年下に見てもらえることがうれしかったり!
小柄であることは私の「個性」であって、「武器」にもなっていたのです。
さまざまなコンプレックスのポジティブな側面
コンプレックスと思える点も、視点を変えると大きな魅力に変わります。 自分の「特徴」を活かして、「強み」にしていくことで、その人らしい個性が輝くのです。
高身長の人
- 存在感があり、周りから注目されやすい。
- 手足が長く服が映えるため、スタイリッシュ!
- 手が届く範囲が広いので、日常生活での不便が少ない。
ぽっちゃり体型の人
- 柔らかい印象で親しみやすく、温かみを感じさせる。
- 包容力のあるイメージを持たれやすく、周りから「頼れる」と思われることも多い。
- 体力がある印象で、仕事やスポーツなどでも活躍できる場面が多い。
痩せ型の人
- 軽やかでスリムなシルエットが得意なので、ファッションの幅が広がる。
- 敏捷さや動きのよさを活かしやすく、アクティブな活動に向いている。
- 若々しく華奢な印象があり、周りに「守ってあげたい」と感じてもらいやすい。
色白な人
- 透明感のある肌で清潔感や上品さが際立つため、さまざまなメイクやファッションが映える。
- 季節に合わせたコーディネートで、寒色系や淡い色のファッションも楽しめる。
- どこか儚げな印象があり、ミステリアスで魅力的な存在感を放つ。
褐色の人
- 健康的で引き締まった印象が強く、アクティブでエネルギッシュに見える。
- ビビッドカラーが似合うので、色鮮やかなファッションを楽しめる。
- 印象的な存在感があり、見た目にインパクトがあるので、印象に残りやすい。
声が高い人
- 柔らかで親しみやすい声は、聞いていて癒される印象を与える。
- 可愛らしさや明るさが表現できるので、若々しいイメージに繋がる。
- 周りの雰囲気を和らげる効果があり、コミュニケーションが円滑になりやすい。
声が低い人
- 落ち着いた雰囲気や信頼感を感じさせるため、頼りにされやすい。
- 話に説得力を持たせやすいため、スピーチやプレゼンテーションで強みになる。
- シックで大人っぽい魅力を放つので、個性的で印象に残りやすい。
クセ毛や天然パーマの人
- 自然なボリューム感があり、アレンジ次第でオシャレなスタイルが楽しめる。
- 髪に動きが出て個性が引き立つため、アクセントのあるヘアスタイルが似合う。
- 柔らかく自然な印象を与えられるので、親しみやすさが増す。
そばかすがある人
- ナチュラルでチャーミングな印象があり、独特な可愛らしさを引き出せる。
- 海外で人気のそばかすメイクのようにファッションの一部として楽しむことができる。
- 個性的で覚えてもらいやすい顔立ちになるので、自然体のまま魅力が出せる。
他の誰とも違う、自分ならではの魅力を楽しんでいきましょう!
「今の自分」を受け入れることで見えてくるもの
自分で変えられない部分に対して不平不満を抱くのは簡単ですが、それではキリがありません。
だからこそ、私は「今の自分」を受け入れて、それを活かして楽しむことを大切にしています。
学生時代に長身の友人からもらった言葉は、アラカン世代になった今も心の中で生き続けているのです
ちなみに、その長身の友人はモデルとしての仕事をこなした後、アメリカ人の素敵な男性と結婚して、フロリダで楽しく暮らしているそうです。
彼女も「背が高い」という自分の特徴を活かし、のびのびと自分らしい人生を歩んでいるようなので、お互いに幸せな大人に成長できてよかったと思っています!
すべての個性を活かして、素敵な人生を!
学生時代の私が学んだのは、「どんな特徴も、活かすことができる!」ということです。
背が高くても低くても、ふくよかでもスリムでも、みんな自分の個性を受け入れて、それを楽しんでいけば、人はより幸せに感じられるのではないでしょうか?
どんな小さな特徴も大切に、そして前向きに・・・そんな風に自分らしい人生を歩んでいけたら素敵ですね。