『ハイキュー !! 』にハマって以来、私はまたスポーツ漫画が気になっているのですが、皆様も昔読んだ作品が今でも心に残っているなんてことありませんか? 今回は改めて懐かしいスポーツ漫画の魅力に浸ってみたいと思いますので、どうぞおつき合い下さいませ
懐かしいスポーツ漫画・11選
『エースをねらえ!』- 山本鈴美香
1973年から1975年、1978年から1980年と『週刊マーガレット』に連載されたスポ根漫画。この漫画のおかげで当時のテニスブームが巻き起こりました。少女漫画でありながら、男性のファンも多く、あの松岡修造さんもその一人でした。小学生だった私は「お蝶夫人のような巻き髪ロングヘアの高校生になりたい」と思っていましたが、のちにあのような高校生はまず存在しないことを知りました。
『アタックNo.1 』 – 浦野千賀子
1968年から1970年まで『週刊マーガレット』で連載されました。続編として1975年に『新・アタックNo.1』も発表されます。アニメ化もされ、『サインはV!』とともにバレーボール・ブームを巻き起こしました。アニメ主題歌に入る「だけど 涙がでちゃう 女の子だもん」という台詞もインパクトが強かったですね!
『サインはV!』 – 原作:神保史郎・作画:望月あきら
1968年から『週刊少女フレンド』に連載されたバレーボール漫画。『アタックNo.1』に対抗して作られたと言われています。こちらはアニメ化ではなく、1969年、1973年と二度に分かれて実写ドラマ化され、どちらも大ヒットしました。
『タイガーマスク 』 – 原作:梶原一騎・作画:辻なおき
1968年から1971年にかけて、『ぼくら』(1968年1月号~1969年10月号)『週刊ぼくらマガジン』(1970年1号から1971年23号)『週刊少年マガジン』(1971年26号から同年53号)に連載されました。幼少の頃の私にはあまりささらなかったのですが、大人になってから時代背景や人間関係の複雑さを理解して胸を打たれました。ラストはあまりにも切なすぎます!
『あしたのジョー』 – 原作:高森朝雄(梶原一騎)・作画:ちばてつや
1968年から1973年5月13日号にかけて『週刊少年マガジン』に連載されたボクシング漫画。社会現象となったこの作品は、愛情を知らないで育った天涯孤独の矢吹ジョーがボクシングと出会い、成長していく姿が描かれています。当時の時代背景を理解しなければ分からないこともありますが、戦い続けたジョーの姿は様々な人の心を打ち、影響を与えたはず。私にとってもジョーは永遠のヒーローです!
『侍ジャイアンツ』 – 原作:梶原一騎・作画:井上コオ
1971年から1974年まで『週刊少年ジャンプ』で連載。アニメ化されていたせいか、主人公・番場蛮(ばんば・ばん)の投げる魔球 “海老投げハイジャンプ魔球” “大回転魔球” などが当時の小学生に浸透していました。『巨人の星』と同じ作者なので比較されることが多かったようですが、こちらの作品には笑いの要素も含まれていたように思います。
『ドカベン』 – 水島新司
昭和の野球漫画といえば水島新司先生! 『ドカベン』は1972年から1981年まで『週刊少年チャンピオン』で連載されました。主人公・山田太郎はお弁当がすごく大きいということから”ドカベン”というあだ名になったそうですが、山田をそう呼ぶ人はいなかった気が・・・。 山田も優れた選手でしたが、岩鬼、殿馬、里中などのチームメイトの魅力も光っていました! 当時は、”小さな巨人”といえば “里中智” で、私は『小さな巨人・里中君』というレコードも持っておりました。きっと大好きだったんでしょうね・・・。
『翔んでるルーキー!』 – 湯沢直子
1978年から『週刊マーガレット』に連載されたスポ根コメディ漫画。 笑い、恋愛、バレーボールと見どころがいっぱい! 今思うとおバカで笑える斬新なスポ根漫画だったと思います。
『タッチ』 – あだち充
1981年から1986年まで『週刊少年サンデー』に連載された野球漫画ですが、恋愛の要素も濃い作品。『タッチ』のタイトルの意味は、双子の兄・和也が亡くなり、弟・達也に”バトンタッチ”するということ。当時の子供たちにとって、和也の死はショッキングなシーンだったと思います。キュンとするシーンと考えさせられられることが入り交じった作品ですね・・・。
『YAWARA!』 – 浦沢直樹
1986年から1993年まで『ビッグコミックスピリッツ』に連載された柔道漫画。 「可愛くて強いって素晴らしい!」と本気で憧れました。 恋の行方も気になりながら夢中で読んだのを覚えております。ところどころでクスッと笑えるのもよかったです。この漫画のおかげで私、嘉納治五郎杯の授与式のお手伝いまでしましたから!(着物姿で横に立っているだけの役割でしたが・・・)
『スラムダンク』 – 井上雄彦
バスケ漫画といえばこれですね! 『スラムダンク』は1990年から1996年にかけて『週刊少年ジャンプ』で連載されました。主人公だけでなく、キャラクターそれぞれが魅力的なのですが、作者である井上雄彦先生は成功の秘訣を「登場人物すべてに、かならず1つ欠点を作ること」と語っています。たしかに欠点があることはリアリティーを感じさせ、それぞれのキャラクターに引きつけられる要素にもなっていると思います。
番外編
『行け!稲中卓球部』 – 古谷実
『週刊ヤングマガジン』で1993年から1996年まで連載されたギャグ漫画。 これをスポーツ漫画に入れてよいのか分かりませんが、いちおう卓球部なので! けっこう大人になってから読みましたが、おバカな話に癒やされました。(いい意味で
)懐かしい漫画を振り返ると、当時の自分の気持ちや情熱がよみがえってきませんか? 私は、キャラクターたちの頑張りに共感したり、勇気づけられた日々を思い出したりしています。 実際にスポーツを始めたきっかけが漫画だった!なんていう人もいらっしゃるのではないでしょうか? 読んでいた漫画って、私たちの成長に密かに影響を与えているかもしれません。 いくつになっても、心に響く作品に出会い、熱い気持ちを忘れずにいたいものです。