皆様はペットを飼っていらっしゃいますか? わが家にはもうじき13歳になるワンちゃんがいます。 ずっと自分の子供のように育てていますが、人間の子供とちがっているのは、自分より早いスピードで歳をとり、たぶん最後の姿を見なければならないこと。 今回はアラカンさんがペットを飼うということ、改めて考えてみましょう。
シニアになったワンちゃん
わが家のワンちゃんの場合
うちのワンちゃんは、子供の兄弟のような存在で育ってきました。 犬というのはまるで”永遠の3歳児”のように可愛らしいので、つい歳をとることを忘れて暮らしていたのですが、少し前から足が悪くなり、とうとう先日から両方の後ろ足を使うことができなくなってしまいました。
お医者様ともいろいろお話しさせていただいたのですが、結果的にこの状態のワンちゃんをサポートしながら暮らしていくしかないということになりました。 人間でいえば介護ですね。
最初はその現実にとてもショックを受けて落ち込みました・・・。自分の子供のように思っていたワンちゃんの介護をするなんて想像したこともなかったので。
でも、ワンちゃんは大切な家族ですし、自分のできる精一杯をしてあげよう!とすぐに立ち直り、サポートする準備に入りました!
ハーネスで後ろ足をサポートするとか、念のためのオムツとか、もしかしたら犬用の車椅子もいいかも?とか、とにかくワンちゃんがラクに暮らせるようなものを揃えたり、本を読んだり、調べたり。
そして何より、私ができるだけワンちゃんに寄り添ってあげようと新たな覚悟をしました。
シニア犬をみていた友人たち
今回、ふと気づいたのですが、以前から時々「うちの犬、徘徊したり、夜鳴きがすごいの」「目が見えなくてぶつかっちゃったり、ほっとけない」「トイレ自分でできないから旅行にいけない」という友達がいたのですが、どこか自分とは関係ないことのように思っていたのです。
今思うと、眠れなかったり、出かけられなかったり、病院に連れて行ったり、いろいろな負担はあったのでしょう。自分が垣間見てみるまで、その大変さは理解できませんでした。
愛犬を大切に思う気持ち、介護の大変さ、もっとわかってあげられればよかったと今になって思っています。
アラカン世代になってペットを飼うこと
アラカン世代になると、生活のリズムや環境に変化が訪れることが多いですよね。子供が独立したり、定年退職後の生活が始まったり…。
そんな中で、新たなパートナーとしてペットを迎えるかどうか、迷っている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
「アラカン世代こそペットを飼うべき!」という意見もあれば、「いや、ペットを飼うのは少し大変かも…」という声もあります。
肯定的な考え、否定的な考え、両方を考えてみましょう。
アラカン世代だからこそペットを飼うべき?
心の癒しと喜び
ペットは、毎日を明るく楽しくしてくれる存在です。彼らの無邪気な姿や仕草に癒され、ストレスが和らぎます。いくつになってもペットと過ごす時間は、心がほっこり温かくなる瞬間をたくさんもたらしてくれます。
健康維持にも効果的
犬との散歩や日々のお世話は、自然と身体を動かすきっかけになります。とくにアラカン世代にとって、運動不足を解消し、健康を維持するのにぴったりです。ペットと過ごすことで、心身の健康が保たれます。
社会的なつながりが広がる
ペットを通じて、地域の人々や他の飼い主さんたちとの交流が増えます。お散歩中に自然と会話が生まれ、新しい友達ができることも。ペットがきっかけでコミュニティとのつながりが広がるのも魅力です。
新たな生きがいを提供
アラカン世代は、子育てや仕事から解放される一方で、次の生きがいを見つけることが重要です。ペットのお世話や一緒に過ごす時間が、新たな生きがいとなり、日々の生活に充実感をもたらしてくれます。
アラカン世代にとってもペットとの暮らしは幸せなはず
ただ、心配なことも・・・
アラカン世代からはペットを飼わないほうがいいの?
体力的にキツイことも
ペット、特に犬のお世話には体力が必要です。毎日の散歩やケアは、思った以上に体力を消耗します。年齢を重ねると、これが少し大変に感じる方もいらっしゃいます。
予想外の出費がかかる
ペットには餌代やグッズ代、病気の治療費など、さまざまな費用がかかります。とくにシニアになると医療費がかさむことも覚悟しなければなりません。
お別れが心に響く
ペットの寿命は人より短いため、いつか訪れる別れは避けられません。長年一緒に過ごしたペットとの別れは、心に大きなダメージを与え、ペットロスのような症状に陥ることも。
飼い主が健康を損ねることも
将来、飼い主自身が病気になった場合、ペットのお世話が難しくなるかもしれません。
おたがいが幸せに暮らせますように
アラカン世代がペットを飼うことには、良い点も心配な点もあります。
ちなみに私の場合は、今のワンちゃんが人生で最後のペットと決めています。もし自分に何かあったときに、責任を持ってみてあげられないと思うのです。それではペットも気の毒ですから。
ただ、元気なご主人様や、引き受けてくれるお子様がいらっしゃる方など、自身に何かあっても大丈夫という場合ならいいですね!
重要なのは自分自身のライフスタイルや健康状態をよく考えた上で、ペットとの生活を選ぶことです。ペットを迎える際には、自分がどのような生活を送りたいかをしっかり考え、無理のない範囲で愛情を注ぐことが大切だと思います。
飼い主さんも、ペットも、おたがいが幸せに暮らせますように